ベビー用品レンタル・販売

2025/05/28 公開

夜泣きのピークはいつ来るのか月齢別に解説

「毎晩泣かれて眠れない…」「いつになったら朝までぐっすり寝てくれるの?」

そんなふうに感じる夜が続くと、心も体もすり減ってしまいますよね。とくに生後半年を過ぎたころから増えてくる夜泣きは、多くのご家庭にとって避けて通れない悩みのひとつです。けれど、夜泣きには“ピーク”があり、いつか必ず終わる時期がやってきます。

この記事では、夜泣きのピークがいつ来るのかを月齢ごとにわかりやすく解説し、夜中の泣きにどう向き合えばよいかをやさしくご紹介します。無理なくできる生活の工夫や、自分の気持ちを保つヒントもお伝えしますので、今まさにお悩みの方はぜひ読み進めてみてください。

赤ちゃんが夜に泣くのはどうして?

お子様が夜中に泣いて起きると、「どうしたんだろう」「どこか具合が悪いのかな」と心配になりますよね。泣き止ませようと抱っこしてみたり、おむつを確認したり、授乳をしても、なかなか落ち着かない場合もあります。

でも、お子様はまだ言葉で気持ちをうまく表現できません。眠っている途中でふと目を覚ましたとき、不安を感じると泣いてしまいます。その泣き声には、「気づいてほしい」「そばにいてほしい」という思いが込められています。

とくに夜はまわりが静かで、日中よりもさびしく感じやすくなります。赤ちゃんは眠る力がまだ未熟なので、ちょっとした不快感や不安でも目を覚ましやすく、気持ちを落ち着けられずに泣いてしまいます。

それが「夜泣き」と呼ばれるものです。夜泣きは病気ではなく、多くのお子様に見られる発達のひとつとして知られています。

夜泣きのピークはいつ訪れる?

夜泣きが始まる時期には個人差がありますが、育児経験のある方の声や専門家の見解をもとにすると、多くのお子様が生後9か月〜1歳半の間に夜泣きのピークを迎えることが多いようです。

この時期は、赤ちゃんの発達が著しく、はいはいからつかまり立ち、言葉の理解や感情表現まで一気に進みます。成長にともなって世界がどんどん広がり、それにともない不安や混乱も増えてきます。

たとえば、日中に新しい人と会ったり、知らない場所へ出かけたり、思いどおりにいかない場面に直面したりすると、それが夜になっても頭に残ってしまいます。眠っている間にその記憶が夢にあらわれ、目を覚まして泣いてしまう場合もあります。

日によっては、30分おきに目を覚まして泣くこともあり、ご家族が続けて眠れず、疲れがたまりやすくなる日が何日も続くかもしれません。

それでも夜泣きには、必ず終わりが訪れます。いまはとても長く感じられるかもしれませんが、あとから振り返ったとき、あれは成長の証だったと実感できる日がきっとやってきます。

月齢別に見る夜泣きの変化

生後0〜3か月ごろ

この時期は、まだ睡眠のリズムが整っていないため、昼夜の区別なく起きて泣いてしまうことがよくあります。ただ、これは「夜泣き」というよりも、空腹や不快感を伝えるための自然な反応と言えます。

赤ちゃんはまだ世界について何もわかっていません。お腹がすいた、寒い、暑い、眠い、さびしい。そうした気持ちはすべて「泣く」という手段で表されるため、夜中でも何度も泣くことがあります。

お母様やお父様も、まだ生活リズムが整わず、昼夜が逆のような状態になりやすい時期です。そんなときは、眠れるときに短くでも休む、周りに頼れる人がいれば素直に頼るなど、無理をしすぎない過ごし方を意識してみてください。

生後4〜6か月ごろ

少しずつ昼と夜の区別がつきはじめ、夜にまとまって眠れるお子様も増えてきます。一方で、この時期になると「夜泣きがはじまったかも?」と感じるご家族も出てきます。

この時期の夜泣きは、体や脳の成長にともなう刺激の影響が大きいです。赤ちゃんの視野が広がり、手足の動きも活発になります。寝返りをしたり、声を出して笑うようになるなど、日中の活動が盛んになっていきます。

そのぶん脳も活発に働いていて、夜になっても気持ちが落ち着かず、眠りが浅くなりがちです。なかなか寝つけなかったり、途中で目を覚まして泣き出したりすることもあります。

さらに、この時期は周囲の気配に敏感になるため、夜中に目を覚ましたときにお母様の姿が見えないと、不安を感じて泣いてしまう場面も増えてきます。

ご家族としては、「ようやく寝たと思ったのに、また起きてしまった…」と疲れを感じるかもしれません。ただ、こうした反応も成長の一部です。泣く姿を否定せず、「いまだけ見られる発達のあらわれ」として受け止めてみてください。

生後7〜9か月ごろ

この頃になると、夜泣きがはっきりとあらわれてくるお子様が多くなります。いわゆる「夜泣きのピーク前半」とも言える時期です。

はいはいができるようになると、自分で動ける嬉しさから、あちこちに興味を持つようになります。その一方で、見慣れない場所に行ったり、知らない人と接したりすると、不安を感じやすくなります。

昼間に起こったちょっとしたできごとも、お子様にとっては大きな事件だったりします。その気持ちを整理できないまま眠りにつくと、夜中にその不安がぶり返して、目が覚めて泣いてしまうのです。

また、後追いや人見知りがピークを迎える時期でもあります。お母様と離れるのがさびしくて泣く、という行動が、夜にもつながってくるのです。

「抱っこしても泣き止まない」「何をしてもだめ」そんな夜が続くと、自分を責めてしまいそうになることもあるかもしれません。でも、それは決してお母様のせいではありません。泣くのは、それだけお子様が一生懸命成長している証です。

生後10か月〜1歳半ごろ

この時期は、夜泣きが最も激しくなりやすい時期とも言われています。つかまり立ちやひとり歩き、言葉の理解などが一気に進み、体と心の成長が大きく加速します。

毎日のように新しい刺激に出会い、うれしい気持ちや驚き、不安など、いろいろな感情が赤ちゃんの中に積み重なっていきます。夜になって眠っていても、その印象が頭から消えず、眠りが浅くなって途中で泣きながら目を覚ますことがあります。

昼間に大きな音にびっくりした赤ちゃんが、夜中に突然泣き出してしばらく落ち着かなかったという話も珍しくありません。赤ちゃんにとっては、毎日の出来事がとても強く心に残ります。

また、眠るとお母様と離れてしまうと感じる赤ちゃんも多く、眠ること自体に不安を感じやすくなります。眠りたくない、でも眠い、そばにいてほしい。そうした気持ちのゆれが、夜泣きにつながる場合もあります。

夜泣きがピークに達したとき、ご家族の睡眠は細切れになり、心も体も疲れがたまりやすくなります。そんなときは、「今日は最低限でいいや」と思って、自分をゆるめてください。料理をさぼっても、掃除をしなくても、誰にも怒られません。

ピーク時の夜泣き、乗り越える工夫

夜泣きがピークになると、ほとんど毎晩起こされる場合もあります。朝まで一度も起きずに眠れた日が、もう思い出せないという方もいるかもしれません。

そんな日々のなかでも、少しだけ気持ちが軽くなる工夫がいくつかあります。

たとえば、寝る前に毎日同じ流れを作っておくと、赤ちゃんは「もうすぐ眠る時間なんだ」と少しずつ理解するようになります。お風呂に入って、ミルクを飲み、絵本を読んでからおやすみ、という順番を繰り返すことで、気持ちが落ち着きやすくなります。

寝室の照明にもひと工夫してみましょう。真っ暗すぎると不安を感じるお子様もいるので、やわらかい明かりのナイトライトをつけておくと、安心して眠りやすくなる場合もあります。

また、「音」も眠りを助ける手段のひとつです。水の流れる音や、やさしい子守歌を流すと、耳から伝わる刺激がやわらぎ、気持ちが落ち着いて眠りに入りやすくなります。

夜泣き対応の便利グッズとしては、電動で揺れるバウンサーや、赤ちゃんの泣き声に反応してメロディーが流れるぬいぐるみなどがあります。高価なものは、レンタルで試してみるのもおすすめです。必要なときだけ使えるので、経済的な負担も少なく済みます。

自分の気持ちを大事にしながら向き合う

夜泣きが続くと、泣いているお子様を前に「どうして泣きやまないの?」と、思わずイライラしてしまう場面もあるかもしれません。どれだけ抱っこしても泣き止まず、何をしても落ち着かないとき、無力さを感じる場面も出てきます。

そうしたとき、自分を責めてしまい、気持ちが沈んでしまう方もいます。ただ、それはごく自然な反応です。毎日ずっと頑張っているからこそ、心が疲れてしまうのです。

「赤ちゃんにイライラしてしまった」と受けとめるよりも、「今日は少し余裕がなかった」と考えてみてください。見方を少し変えるだけで、気持ちが軽くなる場合もあります。

育児はひとりで抱えるものではありません。短い時間でもパートナーにお願いして休む、実家に少し頼る、地域のサポートを使う。どれも立派な選択です。

「迷惑をかけたくない」「甘えてはいけない」と思いすぎず、「つらいから助けて」と言葉にしてみてください。その一歩が、気持ちをラクにする大切なきっかけになります。自分の心を守ることも、育児の一部として大事にしていきましょう。

夜泣きのピークを迎えたときの過ごし方

夜泣きのピークが続くと、心も体も疲れやすくなります。思うように眠れない日が重なると、些細な場面でも気持ちが折れそうになるかもしれません。そんなときは、考え方を少し変えたり、生活の流れを見直したりするだけでも、この時期を少し軽く感じられるようになります。

まず意識したいのは、夜泣きが赤ちゃんの成長にともなってあらわれる自然な反応だという点です。今のような状態は一時的なもので、やがて落ち着いていきます。そう受けとめるだけでも、気持ちが少し軽くなります。

また、夜泣きへの対応に決まった正解はありません。すぐに抱き上げるとうまくいく日もあれば、少し様子を見たほうが自然に眠れる場合もあります。毎回同じやり方にこだわらなくても構いません。

また、夜泣きへの対応に決まった答えは存在しません。泣いたらすぐに抱き上げるとうまく眠れる日もあれば、少し見守ったほうが落ち着いて眠れる場合もあります。毎回同じ対応にこだわる必要はありません。

夜中に何度も目を覚ます状態が続くと、生活全体のリズムが乱れやすくなります。そのため、昼間に短時間でも横になるよう意識したり、家事のペースを無理のない範囲に調整したりすることで、自分の体と心を守りやすくなります。なんでも完璧にこなそうとせず、「今は必要最低限で大丈夫」と気持ちを切り替えるだけでも、負担が軽くなる場面は増えていきます。

お風呂の時間や寝室の明るさ、寝かしつけの流れをそろえていくと、お子様は「もうすぐ眠る時間だ」と感じ取りやすくなります。毎晩同じ順番で過ごすようにすると、気持ちが落ち着きやすくなります。たとえば、お風呂のあとに絵本を読んでから部屋を暗くすると、眠りに入りやすい環境が整います。

夜泣きが続いている間は、泣き声に過敏になってしまう場面もあります。そんなときは、泣き方や様子を見ながら落ち着いて対応するのもひとつの方法です。無理に泣き止ませようとせず、「そばにいるよ」と伝えるだけでも、少しずつ安心していく場合があります。

そんな時こそ頼りになるのがネムリラ(ハイローチェア)です。お母さんがどこにいても隣にネムリラを置いてそこに赤ちゃんを乗せるだけで安心して眠ってくれるお母さんの強い味方です。ネムリラがあればお母さんの「夜はつくれる」んです。気になる方は下の画像をタップして商品詳細へとんで見て下さい。

夜泣きの先に見える、かけがえのない成長

夜泣きの真っ最中は、「これがいつまで続くのか」「こんなに泣いて、この子は大丈夫なのか」と、不安ばかりが頭をよぎるかもしれません。

でも、夜泣きが終わったあとには、ちょっとだけ違った景色が見えてくることがあります。

ある日、夜通しぐっすり眠れる日がやってきます。そして朝、「あれ、今日は泣かなかったな」と気づく。そのとき、今までの苦労が少しだけ報われたように感じる方も多いようです。

夜泣きの経験を通して、「赤ちゃんにも心があるんだな」「不安になったり、さびしくなったりするんだな」と感じたという声もあります。

眠る力を身につけるというのは、赤ちゃんにとっても大きな成長です。そしてそれを見守るご家族にとっても、ひとつの達成です。

「夜泣きは、ただの“泣く時間”じゃなくて、赤ちゃんと自分を深く知る時間だった」

そう感じられる日が、きっとやってきます。

まとめ

夜泣きのピークは、多くの場合、生後9か月〜1歳半ごろにあらわれます。心と体の発達が急に進む時期であり、それにともなう感情のゆれや外からの刺激が、夜の眠りに影響を与える場合があります。

どんなに工夫をしても、泣きやまない夜もあります。理由が分からず、抱っこしても落ち着かず、どうしていいか分からないまま、不安になってしまう場面もあるかもしれません。それでも、お子様のそばに寄り添い、ぬくもりを伝えたり、やさしく声をかけたりするだけで、その思いはしっかり伝わっています。

夜に続けて眠れないと、心が疲れ果ててしまう日もあるはずです。それでも、夜泣きには終わりが来ます。今の状況が永遠に続くわけではありません。

今はただ泣いてばかりのお子様も、やがて少しずつ眠る力を身につけていきます。そして朝までぐっすり眠れるようになったとき、これまでの日々が少し違って見えてくるはずです。

あなたが夜中にかけた一言、差し出した手、抱きしめた時間。そのひとつひとつが、お子様の成長にとって、とても意味のある時間だったのだと、きっと感じられる日がやってきます。

この記事のタグ:
  • 自社配達エリア割引キャンペーン
  • 全エリア割引キャンペーン